ピン加工を行っている職場に、後工程である組立を担当している職場から、“ピン外径の大きいものがあり組立てしにくく困っているので解決してほしい”との依頼があった。この問題解決を担当したA君が、その取り組みについて先輩Bさんに話をしている。 |
A君: |
現状加工しているピンの外径加工工程から、当該製品を120個ランダムにサンプリングし、外径を測定しデータを作成しました。このデータは [ 1 ]なので、ヒストグラムで分布の状況を調べたのですが、[ 2 ]で分布に問題はないと考えました。 |
Bさん: |
そう。それで工程能力指数はどの程度なの? |
A君: |
[ 3 ]で、工程平均とばらつきを考慮した場合は[ 4 ]でした。 |
Bさん: |
なるほど、これは[ 5 ]に問題があるようだな。 |
A君: |
僕もそう考え、関係者に集まってもらい、この問題について原因は何かということを皆で討議し、特性要因図にまとめました。 |
Bさん: |
この場合、特性は“[ 6 ]”ということだな。たくさんの要因は出たかな? |
A君: |
はい。皆が考えられる要因を出してくれました。そして、その多くの要因の中から特性に大きく影響しているだろうと考えられるものを3項目選び出しました。 |
Bさん: |
三つの要因に絞り込んだわけだな。ここで重要なことは、この絞り込んだ要因はあくまでも[ 7 ]だと思うので、[ 8 ]をしっかり行い、本当に影響しているかどうかの確認が必要だな。 |
A君: |
はい。先輩からそう言われると思って、絞り込んだその3項目について、特性との関係について、それぞれ[ 9 ]で調べてみました。その調査の結果、第2番目の項目が特性と[ 10 ]が大であり、大きく影響していることがわかりました。 |
Bさん: |
なるほど。次はこの2番目の項目の対策へと進むわけだな。 |
A君: |
はい。また対策状況について報告させていただきます。 |