① |
製造課では、製造工程の工程内トラブルの発生が多くて困っている。そこで、課内会議で改善策について話し合ったところ、トラブルが多いと感じているが、どのようなトラブルがどれくらい発生しているのかがつかめていなかった。
そこで、まず行ったことは[ 1 ]である。トラブル発生状況をデータ化するために1週間トラブル状況を観察し、QC七つ道具の中の[ 2 ]を用いてトラブル項目と発生件数を記録した。その結果、発生しているトラブル項目は全部で12種類あった。 |
② |
改善の進め方は、QC的ものの見方や考え方の中の[ 3 ]に基づいて取り組むことにした。これは、限られた時間やマンパワーを有効に活用し、効率的に効果を得るために、[ 4 ]の高いものから取り組んでいく考え方である。 |
③ |
得られたデータをQC七つ道具の中の[ 5 ]を用いて表すことにした。その結果を見ると、12種類のトラブル項目の中で、項目Aの発生件数がもっとも多く、全体発生件数の40%を占めている。次いで項目Bが20%、そして項目Cが10%であり、これら3項目で、全体発生件数の70%を占めてることがわかった。そこで、製造課ではこれらの中の“トラブル項目Aの撲滅”をテーマとして取り組むことにした。 |