T食品では、昨今、シャキット餅の食感が好まれ、急速に受注が伸びている。そのため、餅作り製造課では早急に生産能力を20%上げる必要性に迫られていた。そこで、製造工程を詳細に調査したところ、特に、練りの工程と調合の工程でのできばえがばらつくため、再調整が発生し、生産性を阻害していたことがわかった。その点を解決すれば、20%の生産性向上が見込まれるため、生産技術課と餅作り製造課が連携して、短期での解決を図るた、次のような手順で改善活動を行った。
短期間のため、過去の知見をもとにして考えられる方策を洗い出した。この方策で実験室にて試験を行い、製品品質や生産性、操業のしやすさなどを確認した結果、問題はなかった。そこで、実機にて試作を行ったが、“ツブツブ”が発生して不適合品が大量に発生してしまった。そのため、知見のあった製造条件を再検討し、1か月遅れではあったが品質問題を解決した。 |