QC検定3級問題

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問題 14

 改善活動に関する次の文章において [  ] 内に入るもっとも適切なものを下欄の選択肢からひとつ選び、その記号を解答欄にマークせよ。ただし、各選択肢を複数回用いることはない。




 T食品では、昨今、シャキット餅の食感が好まれ、急速に受注が伸びている。そのため、餅作り製造課では早急に生産能力を20%上げる必要性に迫られていた。そこで、製造工程を詳細に調査したところ、特に、練りの工程と調合の工程でのできばえがばらつくため、再調整が発生し、生産性を阻害していたことがわかった。その点を解決すれば、20%の生産性向上が見込まれるため、生産技術課と餅作り製造課が連携して、短期での解決を図るた、次のような手順で改善活動を行った。

 短期間のため、過去の知見をもとにして考えられる方策を洗い出した。この方策で実験室にて試験を行い、製品品質や生産性、操業のしやすさなどを確認した結果、問題はなかった。そこで、実機にて試作を行ったが、“ツブツブ”が発生して不適合品が大量に発生してしまった。そのため、知見のあった製造条件を再検討し、1か月遅れではあったが品質問題を解決した。


 以上のの事例をもとに、今後の改善に役立たせるために、あらためて問題解決型QCストーリーに基づいて見直し、改善点を明らかにした。

テーマの選定は、市場のニーズも高く、妥当である。

現状の把握と目標の設定は、製造工程の精査により、問題はない。

活動計画の作成については、不測事態が発生しても納期遅れが生じないように [ 1 ]によって実施項目を十分に抽出した計画化と見直しを行う。

今回は要因の洗い出しを行わずにいきなり対策から始めていた。そこで、今後は、予め要因を洗い出したい。特定の結果と原因系の関係を系統的に表した [ 2 ] や、因果関係が複雑に絡み合った問題を論理的につないで解決するときに用いる [ 3 ] などの手法によって原因を追究する。そして、さらに、それをデータで [ 4 ] して真の原因を把握する活動とする。


【[ 1 ]~ [ 4 ]の選択肢】
ア 検証 イ 特性要因図 ウ PDPC法 エ QC工程図 オ 予測
カ 連関図法




対策の検討と実施については、対策案を [ 5 ] を用いて洗い出し、生産性だけではなく、その影響する品質や操業性、コスト、安全性への影響も確認しておく。また、今回のやり方では十分な数の実験を行わなかったため、ばらつきが大きいことを把握していなかった。ばらつきの把握を確実に行うようにする。

効果の確認については、統計的手法などを用いて [ 6 ] 状況を確認する。

標準化と管理の定着については [ 7 ] 状況を確認していく。


【[ 5 ]~ [ 7 ]の選択肢】
ア 管理図 イ アロー・ダイヤグラム ウ 系統図法 エ 仮説
オ 維持 カ 改善




【解答】

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